オサダサクセスのメンテナンス情報
オサダサクセス(OS40MV,40MV2)のメンテナンス情報

オサダサクセスのメンテナンス情報

 

1.使用後の処置について

1)作業終了後は、必ず、制御本体のメインスイッチをOFF(○)にして下さい。

2)等速ストレートハンドピースは、下記の手順に従って、毎回必ず注油(洗浄)をして下さい。
 等速ストレートハンドピース(SH28)とノーズコーンS
 バーおよびノーズコーンSを外す。
※ノーズコーンSは等速ストレートハンドピース(SH28)を持って引っ張れば外れます。

3)超音波洗浄
ノーズコーンS、等速ストレートハンドピース(SH28)をそれぞれ超音波洗浄器に10分程かけます。
注)超音波洗浄機用洗剤等をご使用になりますと、より汚れが落ちます。

4)拭く
ノーズコーンSおよび等速ストレートハンドピース(SH28)の水気を乾いた布等で拭き取ります。

5)保守 ノーズコーンSを等速ストレートハンドピース(SH28)に取付けハンドピーススプレーの缶を必ずよく振ってから、1秒間を2~3回スプレーする。
(レバーは定位置に戻してからスプレーして下さい。)
注)超音波洗浄後は、必ずハンドピーススプレーをして下さい。故障の原因になります。

注意

1)血液・薬液等が等速ストレートハンドピース内に入ったと思われる場合は可能な限り早い時点での洗浄・注油を行って下さい。
2)滅菌(オートクレーブ、EOG)する場合は、直前に注油をして下さい。
3)血液・薬液等が等速ストレートハンドピース内に残ったまま滅菌を行うと、等速ストレートハンドピース内部で血液が固まり故障の原因となります。
4)洗浄剤は中性界面活性剤入りのものをご使用下さい。

6) 関連商品の購入
ノーズコーンSの購入はこちら
ストレートハンドピースの購入はこちら
ハンドピーススプレーの購入はこちら

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2.安全装置及び対処方法

名称機能・現象対処方法関連商品購入
ヒューズ過電流発生によって生じる機器の過熱防止、併用されている電気機器への障害防止、内部回路の保護のために、制御本体の電源1次回路にヒューズ(125V、3.0 A)が内蔵されています。過電流時にヒューズが溶断して、メインスイッチが入らなくなります。消耗品交換方法に従って、付属品の予備ヒューズと交換して下さい。ヒューズの購入(共通)
電子ブレーカーサージェリーモータ及び内部回路を過電流・過熱より保護するために、サージェリーモータに過負荷が加わると、制御本体に内蔵された電子ブレーカーにより、自動的にサージェリーモータが停止します。また、表示ランプが3回ずつ点滅を繰り返し、異常をお知らせします。マニュアルスイッチまたはフットコントローラーを、一旦OFFにした後、改めて、ONして下さい。
急な回転の防止意図しない回転による事故を防ぐために、マニュアルスイッチやフットコントローラーがONになっていることを知らずにメインスイッチを入れてしまった場合や、メインスイッチを入れた直後(約1秒以内)にマニュアルスイッチやフットコントローラーをONにした場合でも、サージェリーモータは回転しないようになっています。また、表示ランプが3回ずつ点滅を繰り返し、異常をお知らせします。マニュアルスイッチとフットコントローラーの両方がOFFになっていることを確認した後、改めてONして下さい。
オートオフスイッチ及びフットコントローラーの切り忘れによる事故を防ぐ為に、サージェリーモータ回転中に、制御本体およびフットコントローラーを操作しなかった場合は、約60分後に自動的にモータが停止します。また、表示ランプが3回ずつ点滅を繰り返し、異常をお知らせします。マニュアルスイッチとフットコントローラーの両方がOFFになっていることを確認した後、改めてONして下さい。

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3.清掃・消毒・滅菌

品名清掃消毒滅菌
等速ストレートハンドピース
(SH28)
1.使用後の処置」を参照して下さい。消毒用エタノールを染み込ませたガーゼなどで清拭して下さい。オートクレーブ滅菌135℃
(乾燥工程は不可)
EOG滅菌 (60℃以下)
ノーズコーンS
サージェリーモータ(SM1-02)40MV2用水で湿らせたガーゼなどの柔らかい布を固く絞って汚れを拭き取って下さい。
サージェリーモータコード(SMC-1)40MV2用
L10Mモータ 40MV用EOG滅菌 (60℃以下)
制御本体乾拭きするか、水または合成洗剤などを薄めた溶液で湿らせたガーゼなどの柔らかい布を固く絞って汚れを拭き取って下さい。不可不可
フットコントローラー水で湿らせたガーゼなどの柔らかい布を固く絞って汚れを拭き取って下さい。不可不可

オートクレーブ滅菌について(40MV2)

1)オートクレーブ滅菌による性能劣化
・インスツルメント類は、オートクレーブ滅菌(熱、圧力、水蒸気など)により、部材の錆、腐食、変質、変色が起こり、性能、機能の劣化が徐々に進みます。


2)オートクレーブ滅菌による急激な劣化防止
・指定された温度(缶体内温度)以上になる、またはなる可能性のあるオートクレーブ機器は、使用しないで下さい。
・オートクレーブ滅菌は、滅菌パックに入れて行って下さい。
器具に発生した錆の伝播も防げます。
・サージェリーモータ (SM1-02)とサージェリーモータコード(SMC-1)は外さないで一体にした状態でオートクレーブ滅菌にかけて下さい。 ・オートクレーブ滅菌の事前洗浄精度を上げて下さい。
薬液、血液が残っていたりすると、滅菌過程でそれらが影響(錆、変色、かたまる等)し、劣化や性能が出ない原因になります。

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4.消耗品

●消耗品リスト

品 名
(コードNo.)
数量交換・取替者交換時期目安
(症状の一例)
交換時間目安購入
使用者㈱オサダメディカル及び販売店オサダ工場
制御本体ヒューズ3A
(05516)
1個ヒューズが切れる3分ヒューズ3A
モータOリング
(41127)
1個傷ついた1分Oリング40MV上用
Oリング
(43308)
1個傷ついた1分Oリング40MV下側
Oリング
(44217)
1セット
(2個入)
傷ついた1分Oリング40MV2用
ハンドピースノーズコーンS
(49260)
1個先端のベアリングが回転しない1分ノーズコーンS
付属品ハンドピーススプレー(HK)
(71911)
1個オイルが出ないハンドピーススプレー

消耗品交換方法

電源コードが正しく接続されているにもかかわらず、メインスイッチをON(│)にしても制御本体の回転速度設定ボリュームが点灯せず、サージェリーモータが回転しない場合は、下記の方法でヒューズを点検・交換して下さい。
※ヒューズのガラス部分は、素手で触らないようして下さい。

ヒューズの交換
電源コードをコンセントから外します。感電防止のため必ず行って下さい。

⑦ヒューズホルダーをマイナスドライバー等で押しながら、矢印方向に90°回して取り外します。

ヒューズが切れているかどうかを確認します。

ヒューズが切れていれば、付属のヒューズ(125V,3.0A)と交換して下さい。
(同時に2本とも交換して下さい)

●モータ(L10M)のOリング交換(40MV)
2箇所のOリングを指で取外し、新しいOリングをとりつけて交換して下さい。

●サージェリーモータ(SM1-02)のOリング交換 (40MV2)
2箇所のOリングを指で取外し、新しいOリングをとりつけて交換して下さい。

●ノーズコーンSの交換
ノーズコーンSの先端のベアリングが回転しないとハンドピース内部に血液等が入り故障の原因となります。
下記の方法でノーズコーンSを点検・交換して下さい。
等速ストレートハンドピースを持ってノーズコーンSを引張って取外し、新しいノーズコーンSを取付けて下さい。

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5.トラブルシューティング ~「故障かな」と思ったら~

症状確認事項
制御本体メインスイッチが入らない。
(表示ランプが点灯しない。)
電源コードがコンセントに正しく差し込まれていますか。
ヒューズが切れていませんか。
モータ・ハンドピース回転しない。メインスイッチが入っていますか。
サージェリーモータコードが正しく接続されていますか。
フットコントローラーが正しく接続されていますか。
表示ランプが異常を知らせていませんか。
異常音がする、振動が大きい、バーの振れが大きい。曲がったり、傷ついたりしているバーを使用していませんか。
バーに合ったノーズコーンを使用していますか。
使用中に熱をもつ。高い切削負荷で長時間使用していませんか。
使用時間の目安:
20秒ON、20秒OFFの繰り返しを10回で中断20分

  • ※商品の色はコンピューターディスプレイにより、実際の色と異なる場合があります。
  • ※商品は改良の為、予告なしに仕様を変更することがありますので予めご了承下さい。
  • ※写真はイメージです。

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